XT660Zテネレのトラブル事例~レギュレーターが逝った~

深い森に凛として佇むXT660Zテネレ。お気に入りの写真で我ながらカッコ良いと思うけど、こう見えてセルモーター回らない瀕死の状態なんだぜ?www

 

去年の6月に宮城県内でも有名かつメジャーな林道へツーリングに行った時の事。入山して間もなくイイ感じのスポットで写真撮ってさぁ行くぞ!ってなった時にエンジンのセル始動が不能になってました

 

来た道戻って平地になればそこはクマ出没地帯の山奥。逆に林道を抜ければ長い下りの道路に出てバス停やオフロード仲間の家も近い…選択肢は強行突破しかない

 

押し掛けで始動させ林道を登るも終盤に差し掛かるとメーターが映らなくなった。こりゃレギュレーター逝ったな…発電能力消失。燃料ポンプとインジェクターECUが止まったらアウトだと悟り節電でヘッドライトのカプラーを抜きガチめにペースを上げて林道アタック開始

 

何とか下りの道路に出たところでバッテリーを使い切った…本当にギリギリだった

 

さて。そこからは紆余曲折を経てテネレを持ち帰りトラブルを検証しました

ココ、エンジンより前のラジエーター直下にXT660Zのレギュレーターはあります。熱対策でこんな所に付いてるんだろうけどもっとこう、良い所無かったのかねぇ。。。

 

レギュレーターを外してみると…

腐ってやがる…こりゃそうもなるわ

 

端子磨いたら直りそうな気がしたけど

ダメでした…端子の腐蝕が酷くて1本あっさりと折れた。おそらくレギュレーター本体は壊れてるワケではなさそうなんで勿体ないけど新品交換です

 

そこで問題になってくるのが部品の供給。XT660Zテネレはヤマハと言えどイタリアからの輸入車な上にこのエンジンを搭載してる車種は国内のヤマハ車では存在しない…

部品入手に難航を覚悟したけど幸いな事にレギュレーターは国産品が存在しました

4XY-81960-00

割といろんな車種に使われているレギュレーターでひと安心

 

カプラーからの漏水が腐食の原因だから新品カプラーも欲しい。でもカプラー単体で部品出るかなーって思ってたらありましたねー!

ダメ元で配線コムさんで探したらあったよ‼マジでマニアックな品揃えで何度助けられた事か…またお世話になります。本当に頼りになるわぁー

www.hi-1000.com

 

そんなこんなでアッサリと修理を終える事ができました。

 

しかしこのレギュレーターが付いてる場所は悪すぎる…防水カプラーはその名の通り防水なんだけどひとたび水が浸入してしまうと抜けないんですよね。レギュレーターもその性質上熱を持ったり冷えたりでしかも水の掛かる場所だからこうなるんでしょうね

 

現在はその対策でカプラーの配線側をシリコンコーキングでカバーしました。あとは気が向いたとき(オイル交換のタイミングとか)にカプラー外して中の状態を確認する…って感じです。今のところ修理後はカプラー内への水の侵入は無いのでひとまず安心して乗れるかな

大きなトラブルはその1件だけで非常に調子良いです♪

 

さて。次回の記事はトラブルって程じゃないけどXT660Zの泣き所

経年劣化でボキボキ折れる純正ウインカーを何とかしたって記録でもw