もうセローは手放しちゃったけど、先日たまたまセローにツーリスト(チューブレスタイヤ)を組み込む機会があったので、ふと思い出した小技を紹介します
この場合セローにTR011ツーリスト装着…ですがこのトライアル系チューブレスタイヤを組む時って普通にエアー入れるだけではビード上がりませんよね。いや、上がらない場合が多い
この小技を知るまで私もだいぶ苦労しました(´;ω;`)
何が問題かって、この柔らかいタイヤはホイールに組み込むまでは良いものの
エアー入れてもこのタイヤとホイールの隙間から空しく噴き出すだけで全然ビード上がらないんですよね…
こうなると普通にエアー入れるだけじゃ無理で何かしらの小技が必要です
自分が当初コレで四苦八苦して試した技の一つに
ラチェットタイダウンでタイヤ外周を縛り上げてビードを密着させてエアーを入れるという技があります。四輪時代によく使った小技ですね
まぁ、ダメでしたねーコレは
まずラチェット近辺はしっかりタイヤ潰れてくれるけど反対側はタイヤとベルトとの摩擦が大きくて全然潰れてくれない
そんで無理してゴリゴリ締めて行くとラチェットがタイヤを痛めつけてく…画像の状態よりもっと締め上げる事も出来ますが不安になるくらいブロックが変形してラチェットがタイヤに食い込みます
そこまでリスク背負って苦労してもこの方法だと全然ダメでした×
次に、画像は無いけど爆発ビード上げなんて技も使えるようでYouTubeなんかでこのワードで検索するとイッパイ出てくると思います
潤滑スプレー等をタイヤの中に吹き込んでそこに出来た可燃性ガスを爆発させる事でビードを上げてしまおうって荒技ですがまぁ、普通に危険(笑)
よほどの事がない限り全くオススメしません。いや、山の中とかでの緊急時こそやらないでほしい
例えば山の中でコレやって山火事にでもなったら目も当てられないし火傷や指飛ばす危険性もありますからね…
前置きが長くなったけど、私の正攻法はコレです
水道のホース!
コレを使うのがベストと考えてます。ポイントは【安っぽくてフニャフニャなこの緑ホースを使う事】コレに尽きますね
その理由は工程を追いながら!
先ずはこのホースをタイヤとホイールの隙間に詰める。ココでのポイントは【密着】
この緑ホースの外側に入ってる縦溝が密着を助けてくれつつズレにくくなるというお助け効果があるんですよねー
そしたらバルブコアを外した状態で空気入れを接続して一気にエアーを入れれば
それまでの苦労は何だった??ってくらいアッサリとビードが上がります
でもこの状態からホース外せるの?と思われるかもしれませんがご安心を
ビードが上がるって事はタイヤとホイールが密着した証拠だからホースはただタイヤとホイールの間に浅く挟まれてるだけで深く噛み込んだりとかはしてません
ホースの合わせ目からペロッ♪と捲ればスルスル外れます。ココで【フニャフニャなホース】ってのが生きてくるんですよねー!
この方法ならかなり簡単にビード上げが出来ます。最大のポイントは【ホースの長さ】ですかね!
タイヤとホイールの隙間を埋めつつホースの端が隙間なく閉じる長さ。隙間が開くとそこからエアーが漏れて上手く行きません
ちなみに自分の使っているホースの長さは1515mmって所ですが、そこは作業しながらやりやすい長さに調整しちゃって大丈夫かと
あとはエアーコンプレッサーは絶対必要。これだけは持ってないとキツいかな…自転車の空気入れではいくら上手くやっても上がる気がしないw
以上、参考になれば幸いです(^^)